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森山大道&蜷川実花の“ストリート写真カフェ”が原宿に限定オープン!

「黒と白と赤と黒 カレーなるエクスペリエンス feat.森山大道・蜷川実花 Gallery and Cafe」開催!

原宿「The Unknown Cafe Gallery Harajuku」にて、 世界的写真家・森山大道氏と、写真家/映画監督・蜷川実花氏の“ストリート写真カフェ”が期間限定でオープンしている。

開催期間は2024年12月5日(木)から2025年2月28日(金)まで。「黒と白」と「赤と黒」をテーマにした写真作品を鑑賞しながら飲食を楽しむことができる。

尚、今回の写真展示、内装、カレーのパッケージ等のデザインディレクションは、造本家・グラフィックデザイナーの町口覚氏が担当している.

学生リポーターとして漆間虹美(東京藝術大学)が訪問した。

 

建物はお洒落なガラス張りで、外からも店内の様子が伺える。

カフェを訪れる人々が作品を鑑賞したり食事を楽しんだりしている様子を見れば、このアートな空間に興味をそそられること間違いなしだ。

 

【施設】

〈ギャラリー〉

次は気になる店内へ。外からも見えるこのギャラリーには、カウンター席も設置され、写真を鑑賞する人と飲食を楽しむ人が同じ空間を共有する。あえてカウンター席のみとすることで、広々とした空間を確保し、観る人も食べる人も互いの妨げにならずにアートな体験を満喫できる設計だ。

「黒と白」が森山氏、「赤と黒」が蜷川氏による作品で、それらが交互に展示されている。

 オープン期間、展示される写真が月1のスパンで入れ替わるため、繰り返し訪れても新たな発見を楽しむことができるだろう。

 

<テーブル席>

店内を右に進むとテーブル席がある。

ゆったりと食事が楽しめるため、友人との食事や女子会にも最適そうだ。壁には限定デザインのポスターが掲示されていて、特殊印刷によって角度を変えると絵が浮かび上がる仕様になっている。

 

<個室>

続いて紹介するのはスペシャルな個室。赤と黒の印象的な壁面に目を凝らすと、森山氏と蜷川氏の写真作品が浮かび上がってくる。この特殊プリントによって、今までになかったような新しい写真鑑賞の在り方を体験できる。

角度によって見えてくる作品が変わるため、様々な角度から写真をとって楽しんで欲しい。フォトスポットとしても人気が高そうだ。

 

【FOOD】

カレーをメインに「黒と白」、「赤と黒」のメニューが勢揃い。視覚と味覚、両方の感動を味わえる魅力的な商品たちを紹介しよう。

まずは「黒と白」のメニュー。

「KURO TO SHIRO CURRY SP inspired 森山大道」(税込1,990円)

 

ビーフと野菜のエッセンスにスパイスが溶け込んだ芳醇な味わいを楽しめる。ポルチーニの鮮烈な香りとマッシュルームの粒間が効いたミルキーなテイストだ。トッピングの黒豆も良いアクセントになっており、味変に用意された2種類のペーストも絶品である。

「レモネード(黒)」(税込990円)

真っ黒な見た目をしたレモネード。黒い秘密は竹炭にあり、飲むと口元が少し黒くなるのもユニークなポイントだ。

 

続いては「赤と黒」のメニュー。

 

「AKA TO VEGAN KURO CURRY SP inspired 蜷川実花」(税込1,990円)

大豆ミートが弾む食感を生み出す、トマト風味のカレーだ。スパイスの刺激をまろやかに包み込むビートシュガーとゴマの香りが味の調和を保つ。動物性の素材は一切使われていない、大地の恵みが詰まったヴィーガンカレーだ。味変に用意されたキムチペーストも絶品で、味にインパクトを与えてくれる。

「レモネード(赤)」(税込990円)

透き通った赤色のレモネード。この赤はハイビスカスで色付けされており、黒色のレモネードと比べて酸味が強い味わいが特徴的だ。

「カレーパン(赤)」(税込690円)

赤色に染まったカレーパン。中には「AKA TO VEGAN KURO CURRY」の”KURO”が使用されている。

 

その他のメニューには黒のカレーパン、シュークリーム(黒/赤)、クロワッサン(黒/赤)があり、どのメニューも視覚と味覚を刺激してくれることだろう。

 

【GOODS】

入店してすぐ目に入るのがグッズコーナーだ。

特に注目すべき商品は、カフェのメインメニューであるカレーのレトルト版であり、パッケージにはギャラリーで実際に展示される森山氏と蜷川氏の写真が使用されている。

「KURO TO SHIRO CURRY」(税込972円)は白と黒をテーマにしたフレンチカレー、「AKA TO VEGAN KURO CURRY」(税込1,080円)は赤と黒をテーマにしたヴィーガンカレーだ。

いずれも洗練されたパッケージデザインであり、中身を食べた後でも箱をインテリアとして再利用できる。自分へのご褒美はもちろん、人へのプレゼントにも喜ばれそうだ。

その他、森山・蜷川両氏の作品を特別な技法でプリントした絵皿シリーズ「DISHES DRAW DAYDREAMS」や、カレー専用のスプーン「幸せのカレースプーン」(税込770円)も販売される。


 【プロフィール】

蜷川実花 [にながわみか]

写真家、映画監督。

写真を中心に、映画、映像、空間インスタレーション も多く手掛ける。 クリエイティブチーム「EiM」の一員としても活動。 木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。 2010 年 Rizzoli N.Y.から写真集を出版。 『ヘルタースケルター』(2012)はじめ⻑編映画を 5 作、Netflix 『FOLLOWERS』を監督。国内外で個展が開催され、 2024 年、虎ノ門・TOKYO NODE での 「蜷川実花展 Eternity in Moment 瞬きの中の永遠」では 81 日間で 25 万人を超える観客動員を記録。 2025 年 1 月11日より、京都市京セラ美術館にて「蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影」を開催。

 

町口覚 [まちぐちさとし]

造本家、グラフィックデザイナー、パブリッシャー。日本を代表する写真家の写真集を編集から造本設計、出版、販売まで手掛ける。世界最大級の写真フェア「P♙RIS PHOTO」では世界を視野に日本の写真集の可能性を追求すると同時に、日本の優れた紙、印刷、製本の技術を世界に伝えている。

雑誌のエディトリアルや、映画、演劇、展覧会などのグラフィックデザインでも活躍。

 

森山大道[もりやまだいどう]

ストリートスナップの名手として 1960 年代のデビューから変わらない撮影スタイルで、数々の傑作写真集を世に送り続ける。 1999 年に初の回顧展がアメリカで開催されて以降、毎年のように世界各地の美術館、ギャラリーで個展が開催され、写真界だけでなくファッションやグラフィックなどの世界にも多大な影響を与えている。国内外での受賞歴も多数あり、2018 年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。

2019 年には写真界のノーベル賞といわれるハッセルブラッド国際写真賞を受賞、文字どおり世界の頂点に立つ写真家として、国も世代も超え絶大な支持を受けている。

 

【店舗概要】

「The Unknown Cafe Gallery Harajuku」

◆住所;東京都渋谷区神宮前6-6-2 原宿べルピア1F 

◆期間:2024年12月5日(木)~2025年2月28日(金) (営業時間:11:00~20:00)

◆公式サイト:https://ukcg.jp/

BLD 未来食品事業部 ONLINE SHOP:https://bldmiraishokuhin.jp/

 

Photo by Mika Ninagawa ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

Designed by Satoshi Machiguchi ©MATCH and Company Co., Ltd.

Photo by Daido Moriyama ©Daido Moriyama Photo Foundation


【感想】

黒と白/赤と黒に統一された空間はとてもお洒落で、老若男女が楽しめるカフェだと思います!森山さんと蜷川さんの作品をじっくり鑑賞しながらカフェを満喫したいです。個展と食事を一度に楽しめる場所が新鮮で、取材中は終始ワクワクしていました。

 

カレーの味変に用意されたペーストも本当に美味しくて、個人的にはマッシュルームペーストがお気に入りでした。カレーが盛りつけられるお皿も一枚ずつデザインを焼きつけて作られているそうで、細部までこだわり抜かれている印象です。一人で行っても大切な人と行っても、素敵な時間を演出してくれること間違いなし!ぜひオープン期間足を運んで思い思いの時間を過ごしてください。アート好きな私にとって、ドストライクな素敵カフェでした!(東京藝術大学 漆間虹美)

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