「The Unknown Café Gallery Harajuku」にて、モノクロにこだわって開発した贅沢コースメニューのお披露目と、EGGS プロデュースの新進気鋭のアーティストによるアコースティックライブを開催。Scketto 5期生の2名がリポートします。
明治神宮前駅から徒歩およそ3分の場所にあり、今年の4月14日(金)にオープンしたばかり。
まだ世に知られていない”Unknown”な作品や才能を発掘し、来店者に発信していこうというコンセプトで作られたカフェ。店内はモノトーンで統一されていて、洗練された雰囲気となっています。
壁一面に「少年ジャンプ+」に読み切りとして掲載された作品たちが展示されている。
こちらの写真に写っているのは、若竹アビシ作の『六弦少女(ろくげんしょうじょ)』。ロックスターの父に憧れ、ギターの魅力に取り憑かれた少女の物語。
ギャラリーに展示されているのはそれぞれの漫画のワンシーンとなっていて、壁に貼られているQRコードから最後まで作品を楽しむことができます。これらの作品たちは6月30日まで店内で見られます。その後は2ヶ月程で作品の入れ替えを行っていく予定とのこと。
また、ギャラリーでは漫画だけでなくライブも楽しめます。定期的に、まだ無名の様々なアーティストたちがアコースティックライブを開催。出演者は、彼らが影響を受けたアーティストの”デビュー期”の楽曲カヴァーも披露する。鑑賞はカフェメニューをオーダーすれば誰でも可能となっています。
【メニュー紹介】
今回紹介するのは、6月20日から提供開始予定の「贅沢コースメニュー」。
モノクロにこだわって開発されたこのコースメニューは全9品で構成されており、“Unknown”なフードを存分に楽しむことができます。
アミューズ : プチエクレア(中央手前)
サンド : カツサンド(右手前)
1品 : 雲丹卵(中央)
1品 : 帆立フリットバーガー(中央奥)
魚 : 白身魚のソテー(左手前)
肉 : ビーフシチュー(中央右)
〆 : 鯛茶漬け(右奥)
デザート : unknownパフェ(左奥手前)
お茶 : ほうじ茶(左奥)
このコースメニューは、1名あたり6,000円(税込6,600円)。
WEBサイト(https://ukcg.jp/)にて6月15日から予約することができる(来店2日前までに要予約)。
また、コースメニューのほか、フリーフロー(飲み放題)も開始予定。
私が試食したのは、「雲丹卵」「帆立フリットバーガー」「白身魚のソテー」の3品。
まずは「雲丹卵」。
味付きたまごの中から現れるのは、まるで黄身のようにトロッとした雲丹。
その雲丹入り味付きたまごを支えているのが、揚げた春雨。
シンプルながらインパクトのある見た目で、濃厚な雲丹と春雨のカリカリ食感が特徴的です。
次に「帆立フリットバーガー」。
帆立としいたけのフリットはどちらも肉厚でふっくら。
クリーミーな黒色のタルタルソースをつけたフリットバーガーと、付け合わせのカリフラワーとチコリのさっぱりとしたピクルスの相性が抜群です。
最後は「白身魚のソテー」。
スライスしたじゃがいもの上にのっているのは、ライスペーパーで包まれたメカジキのソテー。
プレートにかけられているのはバルサミコバター醤油。
フルーティーでコクがあり、メカジキともよく合います。
続いて、通常メニューの「モノクロレモネード」。
黒くてコーラのような見た目ですが、味はレモネードそのもの。
酸味は少し強めに感じましたが、上の甘いヨーグルトクリームと混ぜるとちょうど良くなり、とても美味しかったです。
【ライブ】
記念すべき1回目のライブ、最初の出演者はシンガーソングライター『アイズルナ』。
彼女は昨年8月に活動を開始したばかりの20歳の新進気鋭のアーティスト。
優しく語りかけるようなパートもあれば力強く歌うパートもあり、感情のこもった歌声が印象的でした。
中学生の頃にギターを始めたアイズルナさん。当初はアコースティックギターだったが、現在ではガットギターを使用している。ガットギターを選んだ理由を伺ったところ、「ガットギターの音色が自分の声色に合っている。自分がやりたい音楽にすごくちょうど良いもの」と答えてくれた。
「自分のやりたい音楽がある」と語る彼女がどのような音楽を生み出していくのか、今後の活動にも注目していきたいです。
<セットリスト>
M1:『あざみ嬢のララバイ』(中島みゆきさんcover)
M2:『春の彗星』
M3:『月の合図で』
アイズルナ
アイズルナさんに続いて登場したのは、シンガーソングライターの『滝沢ジョー』。
京都生まれ愛知県豊橋市育ちの25歳。
10代から音楽活動を始め、現在は東京都内を中心に普段は路上やライブハウスなどでライブを行っている。
セットリストの最後を飾った『好きなら好きと』。
先行披露したこの曲は、今月23日に1stシングルとしてリリースされる予定とのこと。
「深夜アニメを観ながら、自分に照らし合わせて書いた」という本楽曲。「心を込めて作り上げた1stシングルが早く多くの人に届いて欲しい」と、リリースを心待ちにしている。
また、「The Unknown Café Gallery Harajuku」でのライブについて、「野望(のある漫画家)と野望(のある歌手)のコラボレーション」と表現し、そのような場でライブができたことに「漫画が目に入った瞬間に燃えるような感覚があり、楽しくライブをすることができた」と、満足した笑顔で語ってくれました。
<セットリスト>
M1:Unknown
M2.:I Saw Her Standing There (The Beatles Cover)
M3.:Crazy Love (Van Morrison Cover)
M4.:Rockstar
M5.:好きなら好きと
滝沢ジョー
Instagram : https://www.instagram.com/joetakizawajp/
【店舗概要】
「The Unknown Café Gallery Harajuku」
(アンノウン カフェ ギャラリー ハラジュク)
住所:東京都渋谷区神宮前 6-6-2 原宿べルピア1F
公式サイト:https://ukcg.jp/
運営:東急不動産株式会社/株式会社エルティーアール/渋谷のレーベル合同会社
運営協力: 株式会社集英社/株式会社エッグス
後援:CINRA / Switch Publishing / タワーレコード渋谷店 / Tokyofm / Peace And After
©SHUEISHA INC. ALL RIGHTS RESERVED.
©2023 The Unknown Café Gallery Harajuku
【リポーター感想】
■秋間安美香(立教大学3年)
店内に入って1番最初に目に入ったのが漫画でした。ワンシーンだけでなく、その場で最後まで読めるのがとてもいいなと思いました。特に、若竹アビシさんの『六弦少女』が、面白かったです。大好きなものに無我夢中になる人の姿はやはり素敵だなと感じました。ライブも、同年代の方がやっていたというのもあって、良い刺激を受けました。食事は、今回紹介させていただいたコース以外にも興味を惹かれるおいしそうなメニューがたくさんありました。ぜひまた訪れたいと思います。
■堀まゆ(上智大学3年)
一見、モノクロで統一されて無機質に見えるカフェですが、中に入ると’’unknown’’なフードや作品に溢れていて、どのような出会いがあるのかワクワクするようなカフェでした。第一回目のライブにも参加することができ、まだ”unknown”な才能を発見していくアーティストの方々を目の前にして貴重な経験となったとともに、自身も奮い立たされました。おしゃれなカフェとフードから、カフェに展示される読み切り漫画、そしてライブをするアーティストの方々が多くの方に広まっていくきっかけになれば良いなと思います。
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